実践 Claude Code 入門 ― 制御して、開発に、使う

実践 Claude Code 入門 ― 制御して、開発に、使う

艶雨 / 2026年9月

【「使ってみる」と「制御して開発に使う」のあいだにある段差を、のぼるための一冊】

Claude Code を入れて、話しかけて、動いた。──その次で止まっていませんか。

頼んでいない機能まで作り込まれる。直したはずの不具合が別の形で戻ってくる。動いたコードが本当に正しいのか、自分では確かめていない。エージェント型の道具は強力ですが、放っておくと意図からずれていきます。

本書は、Claude Code を意図どおりに制御して、実際の開発に使えるようにするための実践書です。自律性を縛りつけるのではなく、作る前に前提を確かめ、進め方の規範を与え、工程ごとに確認できる形にする。この進め方を本書では「制御されたエージェント駆動開発」と呼びます。

■ 本書の背骨は、同じ ToDo アプリを 3 回作ること

同じお題を、制御の仕方だけ変えて 3 回作り直します。

・一段目 素の Claude Code ── プロンプトだけで作る ・二段目 CLAUDE.md ── 行動規範を与えて作る ・三段目 gstack ── 開発プロセスまで持ち込んで作る

プロンプトの回数、手直しの箇所数、コードの量、見つかった不具合。これらを毎回「観察表」という同じ形式に記録し、三段階を並べて見比べます。制御を一段強めると何がどう変わるのかを、感想ではなく差として示します。

素の段階では、不具合を一つ直したら別のバグが生まれ、それは品質チェックを頼むまで誰にも気づかれませんでした。gstack の段階では、コードが 1 行も書かれないまま 45 分が過ぎ、その代わりに設計の弱点が作る前に言語化されました。どちらにも代償があります。本書はその両方を記録しています。

■ 後半は、チーム向けタスク管理アプリを最初から最後まで

第5部では、手に入れた制御の手立てを使って、実用的な Web アプリを一つ作り上げます。要件定義、データモデルと画面設計、認証と CRUD の実装、機能追加とリファクタリング、UI の仕上げ、テストとエラー処理、そして出荷まで。

すべて実機で回した記録です。各工程にかかった実測時間、レビューが見つけた指摘とその内訳、直さなかったものとその理由、そして Claude 自身が「自分のテストのほうが間違っていた」と撤回した場面まで、画面のスクリーンショットとともに載せています。

■ 本書で学べること

・CLAUDE.md の書き方と、効く範囲の設計(プロジェクト単位とユーザー単位の使い分け) ・スキル、サブエージェント、MCP という拡張の仕組みと、それぞれが受け持つ層の違い ・gstack による役割ベースの開発プロセス(要件整理、計画レビュー、実装、コードレビュー、品質チェック、出荷) ・作る前と作った後の二段で弱点を拾う、レビューの組み立て方 ・plan mode と accept edits の使い分け、許可の粒度、文脈の切り方 ・出したものを最後に確かめる責任と、機密・破壊的操作・外部入力への備え

■ 本書の構成

序章と全 6 部 19 章、付録 A〜E。

・第1部 Claude Code の基本(導入、認証、基本ワークフロー) ・第2部 素の Claude Code で ToDo アプリを作る ── 三段階のステップ 1 ・第3部 CLAUDE.md で Claude Code を育てる ── 三段階のステップ 2 ・第4部 gstack と組み合わせる ── 三段階のステップ 3 ・第5部 gstack を中心に実用的な Web アプリを作る ・第6部 Claude Code 利用時の注意点 ・付録 プロンプト集/CLAUDE.md テンプレート/トラブルシューティング/サンプルリポジトリ構成/拡張ツールカタログ

■ こんな方におすすめ

・Claude Code を触ってはいるが、出てくるものが安定せず困っている方 ・AI に任せた部分のコードを、自分の責任で世に出せる状態にしたい方 ・一人で開発していて、レビューや品質チェックの工程を自分の手元に持ちたい方 ・CLAUDE.md を書いてはみたものの、効いているのか、わからない方

■ 必要な前提知識

何らかの言語でコードを書いた経験と、Git の基本操作(コミット、ブランチの切り替え)ができること。Claude Code や本書で使うツールの知識は前提にしません。必要になった時点で順に導入します。作るアプリは、前半が単一の HTML ファイル、後半が Node.js の標準機能だけで書いた Web アプリで、外部パッケージは使いません。

■ 記録についての断り

本書の画面と応答は、執筆時点の実機で記録したものです。Claude Code の応答は決定論的ではないため、同じプロンプトを入力しても、手元の結果は本書と一字一句同じにはなりません。大事なのは一字一句の一致ではなく、どういう流れで進んでいるかをつかむことです。ツールの名称や画面構成も更新で変わりえます。本書はコマンド名そのものより、それが呼び出す「役割」に注目して読めるように書いています。

サンプルコード: https://github.com/h3adeu/claude-dojo-src

有償章を読むには

有償章の閲覧には書籍のご購入が必要です。

Amazon で購入する

目次

  • 1 序章 本書の読み方 無料
  • 2 第1章 Claude Code とは何か 無料
  • 3 第2章 インストールと初期設定 無料
  • 4 第3章 基本操作と開発サイクル 有料
  • 5 第4章 ToDo アプリを作ってみる 有料
  • 6 第5章 生成されたコードを改善し、基準点を作る 有料
  • 7 第6章 CLAUDE.md の基本 有料
  • 8 第7章 Karpathy 風 CLAUDE.md を試す 有料
  • 9 第8章 自分用の CLAUDE.md を書く 有料
  • 10 第9章 Claude Code を拡張する仕組み 有料
  • 11 第10章 gstack の概要 有料
  • 12 第11章 gstack で ToDo アプリを作る 有料
  • 13 第12章 gstack 利用時の Claude Code 操作パターン 有料
  • 14 第13章 チーム向けタスク管理アプリの要件定義 有料
  • 15 第14章 データモデルと画面設計 有料
  • 16 第15章 認証と CRUD の実装 有料
  • 17 第16章 機能追加とリファクタリング 有料
  • 18 第17章 frontend-design で UI を整える(この章だけで読めます) 有料
  • 19 第18章 テスト、エラー処理、仕上げ 有料
  • 20 第19章 AI コーディングエージェントを安全に使う 有料
  • 21 付録A プロンプト集 有料
  • 22 付録B CLAUDE.md テンプレート 有料
  • 23 付録C トラブルシューティング 有料
  • 24 付録D サンプルリポジトリ構成 有料
  • 25 付録E 拡張ツールカタログ 有料